樋口整形外科人工関節クリニックでの人工関節手術における「麻酔」について|樋口整形外科 人工関節クリニック|名古屋市守山区の整形外科

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樋口整形外科人工関節クリニックでの人工関節手術における「麻酔」について

樋口整形外科では、股関節と膝関節の人工関節手術を行なっております。一般的に、人工関節手術は下半身麻酔(脊髄くも膜下麻酔)または全身麻酔で行われますが、樋口整形外科では患者さんが眠ったまま手術を受けられる「全身麻酔」で手術を行なっています。

今回は、樋口整形外科で行なっている人工関節手術の麻酔について詳しく紹介します。

全身麻酔による樋口整形外科の人工関節手術

股関節と膝関節の人工関節手術は、下半身麻酔または全身麻酔で行われますが、樋口整形外科では、原則として「全身麻酔」で人工関節手術を行なっています。全身麻酔は眠っている間に手術が終わるため、患者さんの精神的な負担が少ない麻酔方法です。


一方、全身麻酔は文字通り全身に麻酔薬の効果が現れるため、下半身麻酔に比べて体への負担が大きい麻酔方法でもあります。そこで樋口整形では、すべての患者さんに安全な全身麻酔手術を提供するため「循環器内科医による術前診察」「麻酔科専門医による全身麻酔の実施」を行なっています。

 

循環器内科医による術前診察

樋口整形外科では、毎週金曜日に循環器内科医による診察を行なっています。樋口整形外科で人工関節手術を受ける患者さんには、循環器内科医による診察を受けていただいております。

循環器内科医による診察内容は次の通りです。

  • 12誘導心電図検査
  • 心臓超音波検査(心エコー)
  • 呼吸機能検査
  • 循環器内科医による問診


心臓や肺に重い病気がある場合、全身麻酔による合併症を起こしてしまう可能性があります。手術の前にこれらの検査・診察を行うことで、狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症、不整脈、喘息や慢性閉塞性肺疾患といった病気を見つけることでき、より安全に全身麻酔を行うことができます。

 

麻酔科専門医による全身麻酔

全身麻酔に向けて万全の準備を整えたとしても、麻酔そのものの技術が未熟であっては安全に全身麻酔を行うことはできません。樋口整形外科では、麻酔に関して専門的な知識と技術を持つ日本麻酔科学会認定の麻酔科専門医が全身麻酔を担当します。

また当院で全身麻酔を担当する麻酔科専門医は、日赤病院等の三次救急病院において、救急外来での救急治療やICU(集中治療室)での集中治療の経験も持つスペシャリストです。さらに麻酔科医は「痛み」のスペシャリストでもあり、手術中の麻酔だけでなく術後の痛みも考慮した麻酔を提供しています。

心にも体にも負担の少ない人工関節手術に向けて

手術は誰にとっても怖いものであり、できれば避けたいものです。だからこそ、全身麻酔で手術を受けられることは患者さんにとって大きなメリットだと思います。樋口整形では整形外科医・循環器内科医・麻酔科医・看護師・リハビリスタッフ・管理栄養士が互いに連携し、心にも体にも負担の少ない人工関節手術を目指しています。